2017/02/26
教科担任制に慎重派です
小学校の担任の負担が異常に重すぎるので、学級担任制を問い直す意見が体制側からも、リベラル側からも、そして現場からも出てきています。簡単に言えば、教科担任制(的)なシステムに変えていこうと。しかし実は私は個人的にこの件に対して慎重派なのです。それよりも学級定数を下げることが先だと。小学校が学級担任がほぼ全教科を指導しているのは、算数を教えていても国語的な授業になったり…、音楽の数え歌が、国語や算数の授業に発展したり、ということが小学校ではたくさんあるということ。そのことについての研究がある時期から(生活科が押し付けられてから)消えてしまいました。
小学校の、"学び現場からの合科" についてもっと研究されなければならないと考えます。生活科のような非科学的な上からの合科ではなく子どもたちの疑問から発生する学びについて。そのような実践は単に合科の問題に留まらず授業とは、義務教育とはといった根本的な問題になってくると思っています。