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道徳の評価は授業改革から

道徳の評価についての研修を受けました。

まず、文科省主催の小学校2年生の授業例をビデオで観て、そこから学べることをグループごとに発表するといった研修。

みせられた授業は残念ながら、「これは悪い見本?」と本気で思ってしまうほどの、教師による誘導型授業。上には異議申し立てをしない若い人たちも、さすがに苦笑い。

ここから、どうやって「多面的・多角的」に考えられたかどうかの評価をしろというのか?

どうやら……、最初から価値を決め込み(この授業では「公平」)、いかにしてそこに従順に考えられるのかを評価する、ということらしい。

文科省の言うように多面的・多角的に考えさせたいのなら、子ども同士、もっと自分の価値観をぶつけながら(「公平」に行動するにはどうしたらいいのかを)葛藤させなければならないのでは?

そんな意見を言ってみると、この授業はねらいが違う、という回答。こりゃダメだと思って、もう何も言いませんでした。

中学校実践は、「わたしのいもうと」を使った、いじめを扱った授業例の報告。

文学作品は、たとえ事実を基にして書かれたものであっても、そこから、いじめという事実をえぐり出すという作業はとても難しいと感じた。

あの作品で出てくるいじめっ子たちは、どうして「いもうと」をいじめ続けたのかがどうもはっきりしないのである。授業でも、そこにはふれていない。いや、この作品からは触れられないし、触れる必要はないのだと思った。

ゆえに、中学生たちも、いじめの非道さや残酷さについて意見するしかなくなる。どうしていじめがおこるのか、起こしてしまうのか、いじめにならないためにはどうしたらいいのか等々、これもまた葛藤させることができない。

道徳の評価を考えるのなら、授業の再検討が必要だ。

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 塩崎義明(しおちゃんマン)の公式メインブログです。教育問題について語ります。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

ヨシムネ
ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

ねね
ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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