2018/12/06
思想信条を超えて、現場の声で動かす
教師の組合にはいろいろありますが、大きな団体としては日教組と全教とがあります。政治的・思想的にどうこうではなく、こんなにも教師の労働問題が広がっているのに、なぜ組合が動かないのか。いや動いていても前面に出てこないのかという疑問を誰もが持っています。
教師の労働問題が広がっているのに組合の動きが鈍いように感じるのは、一般の方たちが予想している以上に組合の組織率が下がっていることがあります。執行部の仕事は、すでに退職された方たちが引き続きやらなければならないのが現状です。
私も組合主催の学習会によく呼んでいただけるのですが、受付や司会など、70代、80代の先輩たちがつとめている会がほとんどです。その世代の先輩たちは、本当に尊敬しますが、若い人たちの参加がもっとほしいなと、時々思います。
仲間が病気になったり、命を落としたりしている……、
そしてその結果、子どもたちから笑顔が消えている。
働き方のおかしさが現場からこんなにも出てきている。なのに組合が思うように動けない。
こうなったら思想信条を超えて、現場の声で動かすしかないでしょ、というお話でした。
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