2018/12/23
子どもと横並びであることと権威を失うことはイコールではない
最近の職員室は、子どもが入りにくくなったことと、入るためには長い口上のマニュアルを覚えなければならないことを以前書いたことがある。▼教育のマニュアル重視の指導は子ども理解を遅らせた
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-4145.html
▼職員室
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-3944.html
▼職員室の敷居が高くなった
https://shiozaki.blog.fc2.com/blog-entry-2736.html
それに対して、職員室と子どもたちはけじめをつけるべきである……、つまり入りにくいくらいが調度良いこと、そしてその場に必要な言葉を教えることも大切な教育であるといった考えの方が教師の中にも一般の人たちの中にも多数はであることも記しておこう。
しかし、職員室にけじめをつけ(教師と子どもたちとの距離を離し)、応答関係を軽視し、マニュアルを重視の教育方法を広げたことで「子ども理解」が弱くなり、いじめ、不登校をはじめとした様々な教育問題が起こってきたことも事実である。
いじめの事実確認を教師に依頼せずに探偵に依頼することが増えてきたことが報道されていたが、教師と子どもたちの距離が、教師の権威を守るために、いかに離されてきたかがわかる残念な事実である。つまり、教師は子どもたちのことを何も知らないと言われているのと同じであろう。
教師と子どもたちはもっと距離を縮めるべきである。横並びであることと、権威を失うことはイコールではない。教師は「子ども理解」を強め、子どもたちは自分たちの目線に降りて来てくれる教師にこそ心を開き、信頼を寄せてくれるのである。
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