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校則や持ち物について子どもが決定権を失ったきっかけ

 たとえばスマホ持ち込みについては子どもたちが話し合って決めればよいと思うのです。私が若い頃は、制服の是非とか、校則とか、修学旅行の持ち物とか、児童生徒が総会を開いて決定していくといった自治の指導が全国各地から発表されていました。それがいつしか無くなっていった……。そのきっかけはなんだったのかを調べてみました。

 子どもたちにそういった決定権がなくなったのは、どうやら1968年版学習指導要領の「特別活動」の修正にあったと考えられます。その学習指導要領とはどういったものだったのでしょうか。
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<山本敏郎先生の授業資料をお借りしました>

 子どもたちの自主的活動である[学級活動]とは別に、教師の指導のもとに行われる[学級指導]…、つまり学校給食、保健指導、安全指導、学校図書館の利用指導等を置くことで、子どもたちの自主的活動を制限するとともに、学級における教師の主導権を制度化しようとしたということです。

※その後はさらに変化していきますが、今回はその後の変化については触れません。

 スマホの問題についても、今の学校現場が、子どもの自治活動として指導するのではなく、教師主導のルール作りとしか考えられなくなったのは、この学習指導要領からだったと思われます。

 ちなみに、1968年に決まったからといって、現場はすぐにそうなるわけではありません。私が教師になったのは、1981年ですが、その頃には子どもたちが総会でルールを決定する実践はまだ残っていたのです。その後の学習指導要領によって、教師主導型がさらに強くなっていったということですが、1968年版はそのスタートであったと考えて良いと思います。

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 塩崎義明(しおちゃんマン)の公式メインブログです。教育問題について語ります。

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 37年間千葉県浦安市の小学校現場で学級担任として勤導論などを担当。全国生活指導研究協議会常任委員。黒猫大好き。

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ヨシムネ&ねね

しおちゃんマンの飼い猫、黒猫ヨシムネと ねね

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ヨシムネ ♂
2005年8月生まれ。2006年8月に動物病院からしおちゃんマン家にやってきた。

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ねね ♀
2008年6月生まれ。教え子(当時小6)達が公園で保護。2008年6月よりしおちゃんマン家の家族に。2017年7月28日逝去。

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