2019/04/12
授業は子どもたちとの関係がベース
二つの大学での全ての授業をぶじスタートさせることができました。昨年度と違うのは、授業前と授業後に、学生さんたちと話ができるようになったことです。一年目は、何を話していいのか、どう話していいのか、いろいろ考えすぎてしまい、なかなか話ができませんでした。それが自然にできるようになりました。
これは、昨年、他大学で授業を参観させてもらった時に、関係づくりの大切さを学んだことと、そして、そもそも自分は小学校時代から、そのことが大切だと言い続けてきたこと、そして私自身がそういったことが好きであったことなど……、つまり、自分は関係をつくりながら授業をつくっていく教師だったことを思い出したということです。
学校現場の皆さんで、子どもと何を話したらいいのかとか、どう話したらいいのかとか悩んでいる人がいたら、まずはあまり考えすぎないことです。話したくなかったら無理に話さなくてよいし、あくまでも自然なスタンスで子どもたちと接しましょう。そのスタンスが逆に話ができるようになるものです。ただし、子どもたちの方から話しかけてきたら、真摯に向き合い、応答しましょう。
授業というのは、授業だけで完結するのではないこと、子どもたちとの関係づくりが大切であること、そして最近では、できる・できない、守る・守らない…、ばかりを指導して、関係づくりを忘れてしまって、子どもたちとすれ違いを起こしたり、子どもたちが学力を失っているケースが増えていることを心配しています。
コメント