2019/10/25
発問って「後出しじゃんけん」?
SNSなどで、「あなたはどう思いますか?」
と聞かれて、真摯に答えると、
「私はそうは思わない」
と、私の答えを予想していたような "あげあし取り" をされることがあります。
そういうやり方を、私は「後出しじゃんけん」と言っています。
そんなことが続くので、私は「どう思いますか?」と聞かれたら、「あなたはどう思っているのですか?」と逆に聞くことにしています。
最近もそんなことが続いて、腹を立てていたら、ふと……
「発問って、後出しじゃんけんだなぁ」
と思ったわけです。
子どもにとってみたら、
「先生はわかっているくせに私たちにわざわざ尋ねてくる」
と思うこともあるかもしれないなぁ、と。
一生懸命答えたのに、先生は薄笑いを浮かべながら正しい?答えを押し付けてくると思っているのかも。
発問についての研究はずっと続けられて、掘り下げられてきていますが、子どもの中に葛藤を起こしたり、子ども同士に討論を生み出したりすることの他に、教師との関係性の視点で研究されているものはまだ聞いたことがありません。
※その方面での研究を何点か紹介してもらいました。また、この件について考え方もご意見いただきました。ありがとうございます。
※私は、今の学校現場の教師と子どもたちとの関係にとても危機感を持っている一人です。その関係(不信感に近い関係)の中での発問のあり方を問い直したいと思いました。
もう一つは、上から統一された形式的発問の問題です。深い意味を感じずに発問しなければならない現場の実態の中で、教師と子どもたちはどのような関係になっていくのかという問題です。
発問は学習内容にはたらきかけると同時に、関係をつくっていくはたらきもあるのではないかと……。
まとまったらまた書きます。
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