2020/03/06
効率的だけど筋が違うこと
緊急時は、どうしても効率的であることが優先されます。学校を休校にするならば、働いている保護者のことを考えて、子どもを預ける場所がほしいという声が大きかったとします。
ならば学校で預かりましょう、それが一番効率的です……、という流れ。
新コロナ拡散防止のために子どもを集めないはずが、子どもを集めなければならない矛盾。
(;-o-)σォィォィ・・・
効率化優先のために、本来の意味が薄れてしまうパターン。
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子どもを学校に預ける際、給食がないのでお弁当を何週間も作らなければならなくなり、それが厳しい保護者のためにお弁当屋さんが "準備します!" と声をあげた時……。
注文数の把握と集金は誰がやるの?
……、教師が出勤しているのだから教師がやるのが効率的。
食べた後のゴミの処理は?
……、子どもに持ち帰らせるのは大変なので、学校で処理するのが効率的。
(;-o-)σォィォィ・・・
学年末で目が回るような忙しさの中にいる教師が、保育だけでなく、お弁当の注文と集金、ゴミの処理までやらなければならなくなったパターン。筋が違う。
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どんなに緊急時でも効率化を優先し、筋が通らない進め方は破綻します。
緊急時であるからこそ、納得と合意を丁寧にとらなければならないのだということが、今回の教訓です。
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