2020/10/02
たとえば話題のHSP
自分確認、自己発見、自分つくり…、といったことは、これまでは「友達関係」の中で行われてきました。しかし最近では、ネットやSNSを使って、
自分とはどんな人?
自分の生きづらさの原因は?
等々、検索したり、調べたり、相談したりすることが増えてきています。
そして、自分を "自己診断" することで安心したり、元気が出たりしているのが最近の特徴です。
最近話題なのは、HSP。
ロンドンブーツ1号の田村淳さんがSNSで話題にしてから広がりました。
http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/
引用-----↓ここから-----
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HPSの特性は共感を得ることが難しく、HPSでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
引用-----↑ここまで-----
HSPに限らず、「チェックリスト」が好まれるのも最近の特徴です。
HSPについても、上記サイトにはチェックリストがあります。
このようにネット情報を利用して、簡単に "自分探し" ができるような気がするし、現にそのことで安心感を得たり、元気が出たりする人も多いのです。
しかし注意しなければならないことがあります。
それは、ネット情報(チェックリストも含む)というのは「解」が先に準備されていることです。
しかし「自分」というのは、「解」にあてはまるほど単純ではなく、複雑で、多様で想定外の可能性も秘めているということです。
専門機関への「相談」も、「解」を探してそれに自分を当てはめるだけでなく、自分にとっての "新しい解" を見つけるために進めてほしいと思っています。
子ども理解も同様で、先に教師のストーリーや「解」に当てはめるのでなく、その子の苦悩に並走することで理解するといったことが大切なのではないかと、最近強く思います。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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コメント
「解に当てはめるのではなく、出会う、見つける。」これは社会人になってもありました。
昔から感じていた違和感をあるヒトに聞いてもらい、大人の発達障害の可能性を教えていただきました。
そレを聞いた瞬間に、心が晴れた気がしました。
確かに、解にはまる安心感もあったかもしれません。ただそれと同時に、自分はこのままで良く、この特長を活かした生き方をすればいいと気づかせてくれました。
本当に偶然、塩ちゃんマンのブログを見つけ、話題がタイムリーだったので、(駄文ですが)ついコメントさせていただきました。
2020/10/03 00:05 by TN URL 編集