2022/06/19
人生設計の世代間ギャップ
「先生、講師(非正規教員)の給与で生活できますか?」講義が終わった後、この質問を偶然にも別々な大学で続けて受けた。最初は、採用試験に自信がないのかと思ったのだが、話を聞いていくうちにどうやらそうではないことがわかってきた。
教師の仕事は異常な忙しさのようなので仕事だけに縛られそうで不安だ……、自分のキャリアを今の年齢で決めてしまうことに不安がある……、ということらしい。
できるだけ早く安定した、やりがいのある、自分にとって天職だと思える職を見つけたいと考えていた私たちの世代とは明らかに考え方が違ってきている。
ちなみに、正規教員と非正規教員の給与を比較してみると、小学校の教師として働いている場合の年収は284.1万円だが、正規雇用では400.6万円。高校の教師では非正規雇用の平均年収が257.4万円なのに対し正規雇用では409.5万円。中学校の教師では非正規雇用の場合は262.8万円、正規雇用で406.4万円と,正規雇用と非正規雇用の年収の差は100万円以上になる。
また、社会保障や福利厚生の面でみても、正規雇用の方が恵まれていると言える。
非正規教員の方が年収で100万円以上差が出るのに、あえて非正規教員を選択して、自分の時間を確保したり、ボランティア活動をしたり、学校現場に呼ばれない時には別な仕事につこうとする者が目立ってきている。その明確な数値は出ていないが目立ってきたことは確かだ。
こういった新しい世代の要求に、学校の進路指導、キャリア教育は応えているのだろうか。教師は、生き方としての進路指導ができているのだろうか?
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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