2023/05/22
運動会種目のそもそも2023
しおちゃんマンの新刊本「第2の進路指導」春の運動会の季節です。
そこで、運動会種目の「そもそも」なお話。
そもそも玉入れの起源は、やっぱり軍事訓練。遠方の敵に対して的確に手榴弾を投げる訓練が起源だったようです。
最近の玉入れは、チェッコリ玉入れ。踊りながら玉入れをします。あれはいったいなんなのか気になりませんか?
チェッコリ玉入れは、日本では、40年ほど前にCMソングで流れたのをきかっけに小学校の先生が創作ダンスに用いるようになりました。もともとは、アフリカの民族舞踊の音楽が起源。勿論作曲者などは不明。それが、10年くらい前から玉入れに使われるようになりました。同じような物で、ビリーズブートキャンプと玉入れの組み合わせ、志村ケンさんと加藤茶の「ひげダンス」と玉入れの組み合わせもあるようです。
大玉転がしはどうでしょうか?
大玉転がしの起源は、なんと…、日本の征夷大将軍、坂上田村麻呂が蝦夷地遠征の際に兵士の訓練に用いたのが起源とされており、その際には巨大な雪球が用いられたと伝えられているそうです。
明治時代の "ルーツ運動会" での大玉転がしは、やはり軍事訓練として重量のある荷物を集団ですばやく移動、搬送する訓練として運動会種目になったようです。
ちなみに綱引きは中国が起源とも言われていて、紀元前770年から紀元前403年ごろのやはり軍事技術。
以前にも書いたように、運動会そのものが、軍事訓練がルーツのような面があるので仕方がないことかも。しかし、たとえルーツが軍事訓練でも、「集団で力をあわせて一つのことを完遂する」という教育的な目的で取り組んでいることは事実。
ちなみに…、運動会の種目が「安全優先」に変化しています。
組体操や棒倒しはなくなり、地域によっては騎馬戦や大玉転がしも危険なのでやらない、という地域もあります。
運動会だけでなく、子どもの生活全体的に「安全優先」です。こういった変化が、子どもたちの身体の成長にどんな変化をもたらすのかの研究が待たれます。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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